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高俊明牧師の告別礼拝に参加してきました。

哀悼の辞

平和の主の御名を賛美します。
高俊明牧師の帰天の報に触れ、私たち日本アシュラム(日本愛修会)の友は、皆大きな悲しみと失意の中にあります。
高牧師は、私たちにとりまして、まさに主に従う道を指し示してくださる巨きな星でありました。どんな困難の中にあっても、迫害の嵐が吹きすさんでも、ひたすら主の正義と平和を掲げ、歩まれるそのお姿は、私たち日本人にとってまさにキリストの福音の証そのものでありました。多くの日本人信徒が台湾キリスト長老教会の総幹事時代に出された、「人権宣言」に心躍らせ、またその後、4年3ヶ月と21日に及ぶ逮捕、入獄の時には、まさにともに涙を流し、熱心な祈りが捧げられてきました。台湾民主化運動の先頭に立たれ、また台湾だけにとどまらず、世界各地にあるキリスト者たちを愛し、励まし福音宣教の業に心血を注ぎ続けてくださった先生の勇ましいお姿を忘れることはできません。

台湾愛修会と私たち日本アシュラムセンターとの間には、50年以上にわたり続く信頼と友情があります。特に私たちアシュラムセンターも昨年12月に、アシュラムセンター運営委員長の後宮俊夫牧師を天に送りました。後宮牧師は、台湾キリスト長老教会と日本基督教団との間に宣教協約を結んだときの教団議長でもありました。台湾と日本の、巨きな指導者を次々に失い、私たち後に続く者は、これからどうしたらいいのか途方に暮れております。

けれども、この二つの巨星は決して堕ちたのではありません。またただ墓の中で休んででおられるのではないでしょう。これからの私たち台湾、日本、そして世界の行く末をしっかりと見据え、巨大な星となり、私たちを導いてくれるのです。 今、悲しみの中にある、ご家族、特に高李麗珍牧師娘の悲しみはいかほどのものであるかと思います。けれども、ウエストミンスター教理問答にもあるように必ず、私たちは復活の時、栄光あるものによみがえらされ、永遠に、全く神を喜ぶことにおいて完全に祝福された状態になるのです。

サボテンが多くの花を開いて、美しく咲き乱れ、
毛虫が愛らしい蝶々となってはるかぜに舞舞う

私たちは、その時を確信しつつ、この困難な時代を、先の見通せない状態を、巨きな先達の星を目当てに進んでまいります。
高俊明牧師、本当にありがとうございました。
                   アシュラムセンター主幹牧師 榎本恵

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