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榎本恵牧師のコラム

2022/06/03

どのようなときにも、友を愛すれば 苦難のときの兄弟が生まれる。   箴言17:17


ほんとうの友情とは何か、そんな正解のない答えを求めて、仲間と共に夜遅くまで語り合っていたころが懐かしい。気がつけば、今では、そんな青臭い議論を真剣に交わす友もいなくなった。自分の困っている時には、いつもそばににいてくれて、用が済めば、パソコンの画面をパ…▶続きを読む

2022/05/02

人は心に自分の道を考え計る、しかし、その歩みを導く者は主である。   箴言16:9(口語訳)


今年も早いもので、もう5ヶ月を過ぎようとしている。長く寒かった冬のことも忘れてしまほどに、暑い日が続いている。新緑の映えるこの季節は、花も草木も生き生きとして美しい。しかし、そんな自然の輝きとは裏腹に、世界は重く暗い。ウクライナでの戦争は、いつ終わると…▶続きを読む

2022/04/04

目に光を与えるものは心をも喜ばせ、良い知らせは骨を潤す。   箴言15:30


「古代人は目について、光が入ってくる窓としてではなくて、光を放射し、そうすることにで外部の世界を捉える明かりとみなしていた」(D,R,Aメイアー著「現代聖書註解マタイ」より)。イエスは山上の説教の中でこう言われる。「体のともし火は目である。目が澄んでい…▶続きを読む

2022/02/28

知恵は自分の家を建てるが、愚かさはその手でこれを壊す。   箴言14:1(フランシスコ会訳)


聖書は、いわゆる古代の文書であり、それをそのまま、今の時代に適応させることはできない。もちろん、中には頑なにそれを譲ることのできない真理とし、死守しようとする向きもあるが、特に、ジェンダーフリーが求められる現代社会にとっては、聖書は、もう時代遅れの性差…▶続きを読む

2022/01/31

神に逆らう者の腹は満たされることがない。   箴言13:25


食べても食べても満たされない。そんな状態を餓鬼道というそうだ。仏教の死後の世界、それは、生前の行いによって、6つの道へと送られるという。天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道。その中の最後から2番目がこの餓鬼道であり、「人生において物質上の、特に食…▶続きを読む

2021/12/31

義の道にはいのちがあり、その道筋には死がない。   箴言12:26


ビートルズのドキュメンタリー映画「ゲットバック」。1970年に公開された「レット・イット・ビー」の再編集版を、ディズニー+の配信で見ることができる。 ビートルズ解散直前の刺々しいヒリヒリした雰囲気の漂う「Let it be(なすがままに)」からなんと…▶続きを読む

2021/11/29

偽りの天秤を主はいとい 十全なおもり石を喜ばれる。   箴言11;1


「あなたたちは不正な物差し、秤、升を用いてはならない」(レビ19;35)。聖書は、経済的不正を厳しく戒めてきました。それは、神ご自身が、正なる方だからです。ところが、その神の民であるはずのイスラエルの歴史は、それとは真逆の不正にあふれていました。いや、…▶続きを読む

2021/10/29

人間を豊かにするのは主の祝福である。人間が苦労しても何も加えることはできない。   箴言10:22


古今東西、人類は様々な知恵を誇ってきた。古代エプトやメソポタミアの知恵の書、中国の儒教や老荘思想。ギリシャ哲学、そしてアメリカ先住民族の口伝の数々など。それは、いつの時代にあっても人がよく生きるためには、どうすればよいのかという指針をあたえてくれる。 …▶続きを読む

2021/09/28

あなたに知恵があるなら、それはあなたのもの。不遜であるなら、その咎は独りで負うのだ。   箴言9;12


「咳をしてもひとり」。これは、既存の形式にとらわれない自由律俳句を代表する俳人、尾崎放哉の有名な一句です。東京帝大を卒業し、大手保険会社に勤務すると言うエリートの道を進みながら、酒に溺れ、職を失い、妻とも別れ、友にも師にも不義理を尽くし、最後はひとり瀬…▶続きを読む

2021/08/27

怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ。   箴言6:6


小学3年生の国語の教科書に、「ありの行列」(光村書店)というお話が載っている。私たちの少学生時代だと、「ファーブル昆虫記」だったが、今の子供たちは、アメリカのウイルソンという学者の実験について、学んでいるそうだ。ファーブルは蟻の行列に、石を置いたり、箒…▶続きを読む

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